キャラクター
常磐ソウゴ
・「見えてなかった……問題も答えも！」
ここテンポ良すぎて、何が起こってるのか理解しようとするとかなり難しい。「ソウゴは予知能力を使ってテストの答えが分かると思っていたけど発動しなかった」なのか、あるいは「予知能力で"追試になること"は分かっていたものの、問題と答えを見忘れた(見えてなかった)」なのか。
しかし、王様になるから大学受験しないと言う彼が、高校には通ってる理由ってなんなんだろうな。高校までは実質義務教育……というか一般教養だから王になるにも必要だと考えてたとするなら、真面目に勉強してない(できない訳ではないはず)のはおかしいので、高校くらいは行っておけというおじさんの猛プッシュに負けたとか、そんなところだろうか。
・前回アナザーリュウガを倒したことで、世間的には「同じライダーの力でなくても倒せる」という認識を持たれてたみたいだったけど、僕は特にそれらしい根拠もなく「"ライドウォッチ"を破壊できる」のだと思っていたんだよね。今回アナザーキカイが倒されなかったので、それが当たっているか、もしくはソウゴに「能力的には倒せてもアナザーキカイを倒さない理由」があるのかのどちらかってことになりそう。
・"WILL BE THE KING"「これって俺の夢だよね？」
なんだか意味深。十中八九あのロボットのおもちゃは"ソウゴのもの"だろうけど……。
"cron"という単語の意味を調べてみると、僕は全然詳しくないのでかなり浅い理解だけど、「指示した内容を自動実行するプログラム」のことらしい。ざっくりIT系の単語ということで、そうなると"204"は有名な404の仲間ではないかと推測できる。調べてみると、「内容なし」とのこと。
これを受けて僕が連想したのは、たぶん少し違うけど、決定論的な思想。昔どこかで、「我々が"意識"するよりも前に脳は行動の指示を出していて、その後"意識によって行動した"と誤解する」云々みたいな話を読んだことがある。つまり意識する主体としての"わたし"は、無意識な脳の指示に従い辻褄あわせや言い訳をするだけの奴隷に過ぎないのかもしれないという話。少なくとも僕はこれに似た感覚を時々味わう。
これらの前提を踏まえると、僕にはあのロボットはソウゴ自身に見えてくる。謎の男(僕の予想ではスウォルツ)からの"WILL BE THE KING"という指示に従い動くだけのロボット。
で、もしかするとだけど、2121年を支配しているヒューマノイズの頂点にはソウゴがいるのかもしれない。意識的かはともかく、「これ(キカイの世界)って俺の夢(王様になること)だよね？」という意味に聞こえた。レントの反応も思わせぶりだったし、予知夢というよりは、その夢を将来自力で実現する感じ。
明光院ゲイツ
・前回のソウゴと同じく、(ツクヨミに)はっきりと言い切られると逆に迷うというのは、気持ちとしてなんとなく分かる。
ツクヨミ
・前回の能力に具体的なトラウマがあるんだろうとは予想したものの、やっぱり急な感じは否めない。ソウゴが時間を巻き戻す能力を手に入れたのも急なんだから当たり前と言えば当たり前なのかもしれないけど……。
「機械か、人間か」というセリフが印象的だったけど、そのように二元的な「魔王になるか、ならないか」という捉え方をしていることは、平成ライダーの文脈的にあまり良いこととは思えない。でも序盤はむしろゲイツと立場が逆だったんだよな。
キカイ/真紀那レント
・今ちょうど、家の倉庫から発掘した漫画版『仮面ライダー』を読んでる(13人のライダー編まで読み終えた)んだけど、世界観というか設定みたいなものが非常に似ている。今の僕の解釈でいくと、あのレントはまさに「大自然がつかわした正義の戦士、仮面ライダー」って感じだった。詳しくはそっちの感想で書くけど、興奮冷めやらぬうちにどこかに書いておきたかった。
次回も気になるけれど、当面の目標だった"ミライドウォッチ3つ"が揃ってしまってからどんな展開になるのかが想像も付かない。Reviveというからにはそのうちゲイツが死んじゃうんだろうけど(というかドイツ語も知ってる彼はそれについてどう思ってるのだろうか)、誰が殺すんだろう。ジオウを倒そうとして返り討ちに合うとか、リバイブ未来に導くために白ウォズが殺すとか……？ で、あのチラ見せされた強化フォームになって何をするんだろう。そろそろタイムジャッカーが本筋に絡んでくるのかな。
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