キャラクター
乾巧
・「あんたこれからどうするつもりだ。まさか、長田結花の敵取ろうなんて思ってんじゃないだろうな」
巧……既に殺っちゃった後だよそいつ。そこまで全部知った上で関わるならいいと思うけど、そこがすれ違ったままじゃなんの意味もない。
・「お前すげぇな」
そこはちゃんと、結花が人を襲ったことがあるってのを伝えて欲しかった。
園田真理
・「私いまホッとしてる……最低だね私……」「長田さん、考え過ぎちゃうタイプなんじゃないかな。もっとバカになって、飛び込んでいくのも大事だと思うけど」
ちゃんと"も"って付けてるのがいいね。矛盾。
草加雅人
・「実際君だって今までオルフェノクと戦ってきたはずだ。人間としてな。矛盾してるんだよ、君は。はやく君も現実を直視した方がいい。多分今頃、木場勇治は現実の厳しさを感じてるはずだ。自分の甘さを後悔しながらな」
草加……僕やっぱお前のこと好きだよ。大好きだ。ネットじゃ「俺のことを好きにならないやつは邪魔なんだよ」「俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ」「お前、死にたいんだってなぁ」みたいなのばっかりひとり歩きしちゃってるけど、彼のセリフの中ではこれが最も重要じゃないか?
菊地啓太郎
・「俺の夢、知ってるよね。俺本気で思うんだ。人間もオルフェノクも、みんなが幸せになればいいって。だから、かければいいじゃない、迷惑くらい。かけてよ、迷惑」
そっか。前回書いたことに繋がるけど、みんな幸せになれば、誰も他人を傷付けない。オルフェノクも迫害を恐れて人を襲ったりはしないし、人もオルフェノクを恐れたりはしない。
……でも、それでも"人の心を捨てた怪物"の扱いが難しい。この辺は北崎さんが担うのかな?
・ひとつ文句があるとすれば、啓太郎は結花を巧と同じように認識していること。きちんとオルフェノクも人間も関係ないとした上で、罪は罪で被らないといけない。啓太郎が、"犯罪を犯した知り合い"に対しても同じように接するなら話は別だけど。
木場勇治
・「俺は! ……俺たちを守りたいだけだ」
結花とは対照的に、木場はステージが下がったね……海堂が不審がるのも無理はない。
長田結花
・「私、幸せでした。啓太郎さんに出会えて。どうか、啓太郎さんの夢が叶いますように。世界中の洗濯物を真っ白にして、そして、世界中のみんなが、幸せになりますように……」
澤田の時もそうだったけど、死んで良かったと思った。このキャラクターの最後として、それが最も相応しいと思うから。
二項対立、矛盾、ダブルスタンダード、ジレンマ……。そんな言葉がぐるぐると頭をまわる。
次話
仮面ライダー555(ファイズ) 45,46,47,48話「王の目覚め/新社長登場/王の出現/雅人、散華」 感想 - やんまの目安箱