やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP16「フォーエバー・キング2018」 感想

本記事では、平成ジェネレーションズFOREVERのネタバレになり得る事柄についても少し触れています。該当部分は伏せ字とし、記事の最後に書いておきました。
この配慮は僕が勝手に「もういいかな」と思うまで続けます。

映画の感想はこちら

終わってよかった『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』 感想


キャラクター

 常磐ソウゴ
・「初めからこうすれば良かったんだ……」
うん、まぁ……だよね。夢の事件が自分の仕業によるものだと知ったってのは確かに1つ大きな点だけど、そもそも「夢と同じことが実際に起こるだろうから、それを防ぎたい」と思ってたのか? それとも「夢と同じ内容でなくても、あのように苦しむ人々を助けたい」なのか。
前者ならベルトを捨てるのは理解できる。王様になる理由がその夢の出来事のただ一点なら、それを防ぐために全部を捨てるのは納得がいく。
ただ後者なら、タイムジャッカーも野放しなままベルトを手放すのはあんまり。
・「受験でも挑戦しようかな」
映画では◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯は◯◯◯◯◯っていう描写があるので、◯◯◯◯◯◯ていなければそれだけの◯◯◯◯◯◯らしい。逆に言えば、◯◯◯◯◯◯◯◯◯分だけ何かしら◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯をしていたってことになるのかな。(※1)

 

 明光院ゲイツ
・「最低最悪の魔王になったら! ……俺が倒してやる。必ずな」
ここ良かった。まぁ、わざわざここでソウゴに戦わせる理由がよく分からない(スペックの話ならゲイツがディケイドウォッチ使えばいい。共有っぽいし)ってのはあるけど、クウガを彷彿とさせる演出だった。有名な「だから見ててください。俺の、変身!」ね。今回は逆で、「俺が見ててやる」って感じだったけど。
本当にそうなったらどうするの? ってのは、クウガでも示されてないんだよね。でもだからこそ、"ならないと信じてる"ってことなんだろう。
理屈で言えば、"未来"が決まっている以上は信じるも何もないんだけど、「理屈じゃない」って言われちゃってるのでね。まぁ気にする気分ではないのでとりあえず今はよしとする。

・見返してみて、それこそクウガと似たような話だと分かった。よく、ジオウがライダーの力を奪っていくことに対する批判を踏み台にしたクウガ好きアピール(だと僕は勝手に思ってる)として「五代くんにはもう戦って欲しくないから力を奪われてもいい」みたいなことを言う人を見かけるんだけど、僕の解釈は違うっていうか、彼は例えクウガの力がなくなっても誰かの笑顔のためって言って戦おうとすると思う。例えば翌年のアンノウンに立ち向かっていって殺されてるかもしれない。アンノウンは基本アギト以外は殺さないから、龍騎の年かもしれないけど。だから、五代自身のことを案じるのであれば、戦う力を持ってた方がむしろ安全だと思うんだよね。

で、今回のジオウだけど、どうやらこれと同じロジックらしい。ソウゴは持ち前の王様気分で力もないのに悪に立ち向かっていくので、オーマジオウになって欲しくないのは前提として18歳時点のソウゴを好きになっちゃってるゲイツとしてはヒヤヒヤして仕方ない。だから(少なくとも今の)ソウゴにはとりあえず戦う力を持たせておいたほうが良いって判断なのかなと。

 

 ツクヨミ
・「あれが現れてから数ヶ月もかからなかったはず」
細かいことだけど、ここの台詞にすごく違和感を覚えた。なんでそんなアバウトなの。1桁だろうから、1ヶ月3週間〜8ヶ月3週間くらいまで幅があることになる。そんなに記憶に残ってないのか。未曾有の大災害みたいなイメージだったんだけどそうでもないの? 人口が半分に減ったんでしょ? ゲイツにも増して悠長だとは思ってたけど、実はそんなに恨みとか悲しみとかないんじゃなかろうか。

 

 ウォズ
・今回の話とはほぼ関係ないけど、もしウォズの綴りがWOZだったら、"Writer Of ZI-O"かなって。逢魔降臨歴は物語のプロットなんだけど、自分がつくったはずのキャラクターが思い通りに動いてくれない、みたいな。この前インタビューでの「そもそも、僕たちが考えていたゲイツという役の人物像が間違っていたのかもしれない」という言葉を引き合いに出して"公式が解釈違い"についての話をしたけど、それ。

【インタビュー】作品作りは「こんな役を演じられる人なんていない」から始まる。平成仮面ライダーを築いたプロデューサー対談 - ライブドアニュース
どこにでも現れたり士を呼んできたりさらっと予備のジクウドライバー出したり、更に映画では◯◯◯◯◯に◯◯てたり(※2)して「お前割となんでもできるな」って感じだけど、作者権限だとすれば分からなくもないかも。それこそエグゼイド ノベルゲーマーみたいに「言ったもん勝ち」みたいな話になってきちゃうけど。まぁそこはウォズ自身の作家としてのプライド次第かな。
もしタイトルが"トケイド"だったらウォットになってたかもしれないと思うと、ジオウでよかったね。

 

 常磐順一郎
・「あれ、ウソなんだ」
え、結局どこがどうウソなの。今回触れられなかったところは"叶えるためにリスクが伴った"ってことぐらいな気がするけど、今の話とはそんなに関係なさそう。
そんでもって、後半の時計の比喩は相変わらず何を言いたいのか、直前の話とどういう繋がりがあるのか全く分からない。

 

 タイムジャッカー
・今のところ情けないイメージしかないんだけど、これで"レジェンド編"は終わりらしい。つまりアナザーライダーももう出てこない可能性がある訳で、王様決定戦とかどうなるんだって感じなんだけど、彼らの存在意義はいずこへ……。

 

 門矢士
・井上さんのTwitterを見るに、もしかして出番これで終わり……? 「また会おう」とは言ってたから本当にこれっきりってことはないだろうけど、もうしばらくはウォズ編ってことになるのかなぁ。消化不良感。

・「俺の計画をどうしてくれる」

計画ってのはなんなんだろうね。ジオウが改元を跨げるのはディケイドがいることによる放送時期のズレのおかげなので、そこと何か関係してたりするんだろうか。

 


設定

ゲイツがディケイドウィザードに負けたけど、ウィザードウォッチから力が消えたような様子はない。
結局こいつはなんだったんだ……。

 


年内の放送分が終わったので、年末年始の何処かのタイミングで1話から見返して、レジェンド編のまとめを書く予定です。

 

補完計画 16.5話「補完計画よ永遠に(後編)」

今回はほとんど映画の補完だった。
ちなみに僕は見る前に知ってました。初回を逃した時点でネットの記事を見つけた。
で、正直な感想を言えば、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯だし、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯訳でもないし(◯◯◯◯◯◯◯◯『◯◯◯◯』◯『◯◯◯◯◯』◯◯◯)、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯……とか言っちゃうと本当に怒られそうなんだよなぁ。言っちゃうけど。
「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯だ」ってなるだけで、驚きみたいなのはない。あとあれ、◯◯◯◯◯◯◯、かつ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯ってのが、タイミングとして最悪よね。◯◯◯◯したら◯◯◯◯◯◯◯◯ってのは、僕にとってはある種当然。(※3) 周りのどよめきとかも特になかった。
分かりきってる結果を楽しむっていうと、「語ろう」の白倉さんのインタビューを思い出したりする。まぁそんな感じです。
そしてこれは映画の感想でも書いたけど、「◯◯◯(◯◯◯◯◯◯◯)」と◯◯◯◯◯「◯◯◯」(※4)のが、とてもいいのよね。

ところでオーマジオウの椅子に白倉さんが座ってるカットがあったけど、高岩さんのオーマジオウに対してあっちがゲイツリバイブ……なんてことは流石にないよね。

 

追記

'19/4/2
・数ヶ月というのは、ディケイドの放送期間のことだろうか。
・ここでのベルトを捨てるという選択は、ゲイツツクヨミとの別れを意味する。これも立派な自己犠牲だったんだな。
・スウォルツがカッシーンをハッキングしてソウゴを殺させる……んだけれど、これも結果から言うとむしろジオウとして復活することの手助けになってるんだよな。
・順一郎さんの話で"ウソ"だったのは、夢を叶えることを「見送った」という部分? 元々の夢は諦めても、少し違う形で叶えたから、諦めきれてはいなかったということになるのかな。するとソウゴも今回、オーマジオウになるという元々の夢を諦めて、また少し違った未来像を描こうとしているのかもしれない。
・「俺を信じろ!」
ゲイツの心情をきちんと追ってきたので、"信じる"というワードに込められた意味がよりクリアに分かるようになった。やっぱ好きだな、このシーン。

 

ジオウ感想一覧

章まとめ

仮面ライダージオウ レジェンド編(1〜16話) まとめ感想

前話

仮面ライダージオウ EP15「バック・トゥ・2068」 感想

次話

仮面ライダージオウ EP17「ハッピーニューウォズ2019」 感想

86ma.hatenablog.com

 

以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※1 映画では歴史が変わったソウゴは模試A判定っていう描写があるので、王様を目指していなければそれだけの結果を出せるらしい。逆に言えば、受験勉強をサボった分だけ何かしら王様になるための努力をしていたってことになるのかな。

※2 地球の本棚に入ってたり

※3 電王の本編見たばっかりだし、佐藤健さんのその後の活躍を大して知ってる訳でもないし(見た作品と言えば『BECK』と『バクマン。』くらい)、有り難みみたいなのはそんなに……とか言っちゃうと本当に怒られそうなんだよなぁ。言っちゃうけど。
「少し年をとった良太郎だ」ってなるだけで、驚きみたいなのはない。あとあれ、電王本編を見て、かつまだその後の小さくなっちゃった映画とかはまだ見てないってのが、タイミングとして最悪よね。変身解除したらあの人が出てくるのは、僕にとってはある種当然。

※4 「永遠に(FOREVER)」と願いつつ「終わる」