キャラクター
乾巧
・「俺にも分からない、どうしたらいいのか……。お前たちで決めてくれ。お前と、啓太郎と、真理と」
周りの判断に委ねるところは巧らしい。基本的には空っぽだもんね……。
・「いいんだ。真理が悪い訳じゃない。ここは俺がいるべきところじゃないんだよ」
そう、真理が悪い訳じゃない。だからこそつらいし難しいんだよな。
・「俺は、真理を……この手で……」「真理、もう電話するな。俺はもう……俺じゃない」
まぁ普通そうだよね。初めて出会った時から真理は元気で何事もなさそうだけども、自分が襲いかかったんだったら後悔とか恐怖とかするよね普通。ちょうど執筆時、ジオウで永夢を見たばっかだったんで、11話を思い出しちゃってさ。
草加雅人
・「真理を助けてくれたことには、俺も素直に感謝する」
そんなセリフも言えるのか。ちょっとなんか見直したというか、まぁ元々そんな嫌いでもないけど、いいとこあんじゃん。
・「お前、死にたいんだってな。俺は木場とは違う、望み通りにしてやる! この……バケモノが!」
草加の正義は敵を討つことなんだね。
園田真理
・「ごめん……なんでもない。なんでもないから……」
泣くシーンはすごく良かった。ビルドの21話でも思ったけど、こういうところは演出と演技力に大きく左右されるから、きっちり重苦しく悲しい雰囲気を出せててすごい。
・そういえば美容師だったね。菊池クリーニングでのバイトもいいけど、もう少しその描写があってもいいんじゃないかな。
菊池啓太郎
・「確かに俺、びっくりしたけど、でも、裏切られたってのは、なんか違う気がする」「俺思ったんだよね。たっくんはたっくんだって。だからうちに帰ってきてよ」
体は震えてたとはいえ、真っ先に受け入れる姿勢を見せるのはいいね。そうやって、みんなを幸せにしたいってのが口だけじゃないんだってちょこちょこ見せてほしいな。
木場勇治
・ファイズになってちゃんと人を助けた……こういう描写が序盤から数回でもあればな……。海堂が持ってた時とかに1回借りるとかさ。
・巧は"我を忘れて"人を襲ったと思い死ぬほど苦しんでる訳だけど、木場はそんなことなかったよね。少なくとも半分くらいは自分の意志で殺しておきながら「生きたい」というばかりでさ。自殺未遂こそしたけども、あれはどっちかって言うと裏切られたのが悲しくて死のうとしただけたろうし。だからやっぱ吊り合ってないと思うんだよなぁ
三原修司
・「やってみるさ。俺に、何ができるか分からないけど」
帰る場所がないって……あいつらみんなホームレスなの? いや、孤児だったのは知ってるけど、同窓会なんてやるくらいだからみんな今は自立して生活してるんじゃないの? 三原は一体どこに帰りたいのよ。
・デルタの副作用はどこに行ったの? 草加みたいに三原が特殊なんだろうか。
終盤に差しかかり、巧の秘密に同窓会の謎と、かなり本題に近づいて来ている。やっぱり面白いなファイズ。