キャラクター
天道総司
・なんだかんだ言いつつ豆腐分けてあげるのかっこいいなぁ。まぁ、そもそも買い占める必要あったのかって話なんだけども。
・「お前は自らの道を外れた」「お前は、お前だけの麻婆豆腐をつくれ」
天道は自分の道を行くけど、他人の道を邪魔したり否定したりはしないスタンスなのかな。
・「おばあちゃんが言っていた……友情とは友の忄が青くさいと書くってな」
この後には青くさいなら本気でぶつけないと意味がないと言っているので、友情を否定している訳ではないみたいなんだけど……カブトの目も青いし。とすると、加賀美は加賀美の道(友を思う気持ち)を貫けってことなのかな。
加賀美新
・「矢車さんはお前と違って素晴らしい人だ」
矢車に触発されたのか、影山に怪我をさせた天道にやたらときつくあたる。弟の仇をとってくれた恩はもう忘れたのか……。
・「俺は変身したんだ！」→「俺はもっと大事なものを掴んだ」
天道はカブトになってもZECTに屈することなく天道であり続けているのに対して、"ザビーの使命"で自分の気持ちを隠し、変えようとする加賀美。その"変身"を捨てて、自分自身を貫く道を選んだってことなのかな。
矢車想
・「俺はお前に負けた訳じゃない。俺は俺自身に負けたんだ」
加賀美のドラマを描くための踏み台にされた感があるけれど、そこに自分で気付いたことで多少はかっこ悪さも軽減されてるかな。天道のスタンスもここのやり取りから少し見えたし。
全体主義vs個人主義の話をやるのかと思ったら、どちらも結局は個人のスタンスというところに落として、自分を貫くか曲げるかの話に展開したのは面白かった。
っていうか、天道がハッキリとものを言わないから、1回見ただけじゃどういう話を描いてるのか掴めなかったんだけど、それでもパッと見でいいこと言ってるように見えるし熱くて、それでいてしっかり咀嚼していけばきちんとなんの話をしているのかも分かるようになってる。
これはうまいなぁ……アトラクション的な盛り上げとストーリーとしての深さが両立されてる。
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