やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

劇場版 仮面ライダー剣(ブレイド) MISSING ACE 感想

えーっと……本編が32話に差し掛かったんで見たんだけど


とんでもなくつまらなかった。


びっくりしたよ。エグゼイドを見てるような気分になった。
軸みたいなものは見当たらず、いい感じの雰囲気と共にただ仮面ライダーがドンパチやって終わり。正直感想が出てくるような作品ではないので、思ったことポンポンと羅列した後はいろいろ考えたことを書きます。


まず、剣崎が序盤のキレやすい性格になってた。これが一番キツかったポイントかな。新世代ライダー3人組が剣崎達に邪険にする理由も適当だったけど、とにかく主人公が訳もなくすぐにキレるっていうのは見てて気分のいいもんじゃない。
巧みたいな照れ隠しとか不器用さの表現ならともかく、剣崎はただストレートに自分の気持ちをぶつけてるだけだからなぁ……「俺は先輩だぞ」とか、印象最悪。「人の気持ちが分かるのが大人」なんて言ってたけど、説得力全くなかった。
あー、でも、本編で「こんど」と言いつつ放ったらかしにされてる天音ちゃんへのプレゼントをきちんと渡してたのはちょっと嬉しかった。4年後かよって感じだけど、まぁクウガでは13年越しに小説で一条と実加のいざこざが解決ってのもあったしな。これくらいなら可愛いもんか。


広瀬さんが天音ちゃんの誕生日に出ないってのも、「そりゃ関わりないもんな」って感じで違和感なかったかな。あれに関しては本編がおかしいだけなんだけど。

 

本筋は、なんていうかこう、ただの2話完結で使われるようなネタ。「殺人が起きて、犯人だと思ったやつが殺されて一番意外な奴が犯人!」っていう、だから何だろうとしか思えないもの。アルビノジョーカーってのは何だったんだろう。序盤のDouble Jokerを拾ったのかな。確かにジジババと2枚あるもんね、普通。

 

最後の一番盛り上がるシーンも結構微妙で、突然始が剣崎に自己犠牲するよう促したかと思ったら土壇場で自分が犠牲になって、天音ちゃんを助けるっていう。倒す役割の人が残ってなきゃいけなくて、最初から自分が犠牲になるって言ったら剣崎は渋るだろうってのも分かるんだけど、そもそも天音は栗原さんの血縁者だから選ばれたんじゃなかったの? っていう疑問が浮かんでそれどころじゃなかった。
始が身代わりになれたのは多分"ジョーカー"だからなんだろうけど、あくまでそれってカードスキャンですることだしなぁ、と。

 

 

僕は映画を見て育ってきた人間ではないし、特別映画が好きって訳でもないので、「映画の見方」というものがよく分かっていない。と思う。

 

僕の中の認識では、ドラマとアニメが最もスタンダードな形態で、主はストーリー。映画はその"延長"というイメージが強い。"劇場版"と名のつくものに多く触れていたから。
マンガはどちらかというとアトラクション的。週間連載で毎週ドッカンドッカンやる感じ。
小説は観念的。強いて言うなら夢に近い。

白倉さんは映画のことをアトラクションだと言っていたけど、なんとなく自分でもそんな気はしている。たまに海外の映画とか見ると、特に。

 

まぁそんな感じで、あくまで"映画"であってストーリーを見るものではないのかなぁなんて、そんな気にさせられた作品でした。

 

本編まとめ

運命のマッチポンプ『仮面ライダー剣(ブレイド)』 本編感想 - やんまの目安箱