やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーアギト 33,34話「現れた敵/呼び逢う魂」 感想

キャラクター

 津上翔一
・「俺はきっとあいつには勝てない。戦ったら俺は……そう思ったらなんか色々考えちゃってさ。なんで俺がアギトなんだろうって。あいつはまたきっと俺を狙ってくる。俺がアギトだから。なんで俺アギトなのかな……アギトをやめることって、できないのかな……」
初めてまともな悩みがきたっぽい。そろそろパワーアップの時期だからかな。しかし長かったなぁ、ここまで……。
・氷川さんのぶきっちょアピールがただのギャグじゃなく、翔一くんの現在の状態を指し示すバロメーターの役割を果たすだなんて……笑ってたけど一瞬で真顔にさせられた。
真魚「翔一くん、人の居場所を守るために戦ってきたのに、なんで自分のためには戦えないの? 人のためにはあんなに勇敢だったじゃない。なら、自分のためにも勇気を出しなよ。最初から怖がってちゃ勝てるものも勝てないって。自分のためにも戦いなよ、翔一くん。よく分からないけど、それが人を守ることにもなるんじゃない?」
自分のそばにいると危ないからと真魚たちを遠ざけていたが、自分が自分の身を守るために勇気を出して戦うことで、真魚たちを守ることもできる。流石に他人のために命をかけることまではできない(それ故の恐怖?)んだろうけど、自分も狙われているのなら、自分が生きるためにも戦うしかない。他人を守ることと自分を守ることが動機として循環していくような感じだ。

 

 氷川誠
・「僕は警察官です。人の命を守るのが仕事です」「命を守るのに理由なんかいりません。当然のことです」
動機の面で悩むことはないよね、氷川さんは。自分の力不足については色々あったけど。そう考えると、葦原は自分を取り巻く周りの状況に苦しんで、翔一くんは今動機の部分で躓いてる。

 

 葦原涼
・「お前がアギトだとは思わなかったからな……お前に人は殺せない。それぐらい俺にだって分かる」
変身前の状態で交流があったことがちゃんと活きてる! やっぱり翔一くんって結構得な性格だよなぁ。月並みに言えば、日頃の行いが良い。
・「お前の気持ちは分かる、俺も普通の人間でいたかった。でも俺は自分を憐れんだりはしたくない。俺が今の俺である意味を見つけたい。いや、俺が俺である意味を……必ず見つけなければならないんだ」
涼は翔一くんとはまた違った意味で前向きだよね。いや、前向きというよりは直向き、かな。むしろそこは氷川さんに近いかも。

 


提示された謎

2.翔一の記憶
7.アンノウンの目的→超能力に目覚めたものの抹殺
11.翔一が持っていた手紙
12.子供
15.あかつき号事件
16.風谷伸幸殺害事件
17.アギトマーク
19.ノアの方舟
21.「こっちに来て」という音声
22.榊亜紀の目的

 


めちゃくちゃ燃えた。待ちに待った翔一くんのドラマだったし、ちゃんとこれまでの話も活きててすごくかっこよかった。これでアクションが、多少荒くなってくれるともっと嬉しい。バーニングフォームはまさにそんな感じの見た目だし、"自分のため"の権化である涼のスタイルが荒々しい感じだから、少しそこに寄せる感じで。

 

次話

仮面ライダーアギト 35,36話「謎の救世主/4人目の男」 感想 - やんまの目安箱