やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP03「ドクターゲーマー2018」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・「ふーん、小和田ゲーム得意なんだ。王室のコンピュータセキュリティは、君に頼んだ」
飛躍しすぎだろ……ゲーム得意な人はコンピュータに詳しいって、料理得意な人がみな食物の栽培にも精通してるってぐらい暴論だぞ。それともそれが分からないくらいソウゴは機械オンチって描写なんだろうか。
・「嘘はついてない」
一人かと聞かれて肯定しておきながらそれ言うか。まぁ、"連れ"じゃないって意味では確かに一人だけど、質問の意図はそうじゃないだろ……。
・「でも倒さないことには、何も始まらない」
そっか、倒さないと永夢が持ってるであろうウォッチは復活しないもんね。でもだとするなら、ゲイツはそれに与しちゃ駄目じゃないか?

 

 明光院ゲイツ
・「お前がビルドの力を得てビルドが消え、オーマジオウへの道を歩み始めた。それが事実だ」
ゲイツが既にいくつかウォッチを持ってるのは、ジオウに力が集中しないようにするためなんだろうか? どうやって手に入れたのかは、アナザーウォッチ同様気になるところだけども。

 

 ウォズ
・「この本によれば、聖都大学附属病院に連れて行くことになっている」
この人は何をしたいんだろうね。そもそも正史のソウゴにはそんな発想はなかった訳で、もしあの地域で110番したらそこに繋がるんだとしたら、そもそもウォズが口を挟む必要がない。
ここから考えられることは、ゲイツツクヨミ達にとっての正史であるオーマジオウへの歴史は、既にウォズの手によって介入された後のもの、ってことかな。

 

 宝生永夢
・無断欠勤! まぁ、さもありなん。実はゲームじゃなくて医療活動の為でしたって話なんだろうけど、"無断"ってところがそこはかとなく永夢らしいよね。まぁ、1話からゲームやって診察忘れてたし、後日談のトゥルーエンディングでさえも全く同じことやってたから、本当にゲームで休んでても違和感ないけど。

・もしライダーの消滅に伴って敵も消滅するのだとしたら(多分違うけど)、歴史改変がされているはずなのに、永夢がゲームの天才ってことになってるのはおかしくないか? とは言え、本編で説明された「パラドが感染してたからうまい」の理屈が分からないので、これも単なるニコの早とちりだとしてしまえば筋が通るんだけど。

「Mがゲームの天才だったのがゲーム病の影響だったとしたらさ、私が負けたのってMじゃなくて、Mの中のバグスターってことでしょ?」
初出は19話のこのセリフ。これまでゲーム病患者がゲームの天才になったことなんて一度もないのに、突然この仮説を語り始めた。もひとつ覚えてるのは、30話のパラドの「お前が天才ゲーマーMの腕を身に着けたのは、お前の中に俺がいたからなんだぜ? オリジナルの俺に勝てる訳が無いだろ」というシーン。そもそも何故パラドがゲームうまいのかも謎だし、この時点で永夢の中にMはいない(36話の黎斗のセリフより)。よって、実は永夢は元々天才ゲーマー(或いはその素質があった)で、その永夢が"遊び相手"を望んだことで永夢と同格(或いは少し格上)の天才ゲーマーパラドが生まれたと考えるのが妥当か。Mは別人格ではなく永夢本人で、その表出の仕方がパラドに似てるというだけ(後夜祭より意訳)らしいので、M(の情報が書き込まれた遺伝子)をパラドに取られた永夢が負けるのも筋が通る。「表出の仕方がパラドに似ている」というのは、たまたま似てるので使わせてもらうと、おそらくヒロアカのデクの口調がかっちゃんに似てしまってる云々と同じようなことだろうと思われる。
・「悪いけど、これ以上はやらせない」
先週予告を見て『ジオウ達に襲いかかってきそう』とか言ったけど、まさか本当になるとは……。2018年ってことはまだマイティノベルの前だし、何も変わってなくていいんだよね。ところで今マイティノベルの年表を見たんだけど、2018年の9月はビルドに変身能力を取られてるらしいんだけど……パラドは2年間ビルドを探してたんじゃなかったっけ? 時間のズレがあって、永夢視点ではそんなに経ってないんだっけか。じゃあその前か後ってことになるのかな。あ、でもビルドは存在しなくなっんだっけ? ん、でもジオウの歴史改変でビルドが消滅したのはクローズ登場後であって、エグゼイドの成分抜いたのはもっと前の巧ビルドだからそこは残ってるのか? まぁどっちでもいいか。

 

 鏡飛彩

・女性看護師にわーきゃー言われたりぞろぞろと医師を引き連れてたり、特徴を誇張して表現するのはベタだけど分かりやすくて良い。飛彩のキャラクターを表現するのにそれらが適切かは異論あるが。
・「何故かは分からないが、お前たちには協力をしなければいけない気がする」
きゃ、脚本の傀儡……むしろセリフでハッキリ言われると何かこの先理由が説明されるのでは? なんて気にさせられる。

 

 アナザーエグゼイド
・仕事としてじゃなくて私的な「助けたい」を原動力にするとアナザーライダーになっちゃうのね。あれ……ってことはメインライダーほぼ全員アナザーだったのか。なるほどなぁ、道理で不快だった訳だ。これもお得意の伏線回収だよね。流石。
・ゲームらしいアクションってジャンプなの……? 2段ジャンプならまぁ分からなくもないけど、でもまぁやってカッコいいものでもなさそうか。

 

 

 

予想はしてたけど、2話完結の1話目って書くことないね。いや、多分この様子だと2話目もそんな出来良くないだろうけど。要素が散漫すぎるんだよなぁ。今回起こったことを貫くなにか1つのテーマがあるようには全然見えない。これで次回綺麗にまとめたら逆にすごいと思うけど。
ところで、過去作に関しては白倉さんのTwitterでの発言から、パラレルではなく本編だと捉えることにしました。ビルドについては"究極の救済"とやらが歴史改変ではなく世界改変であって、「ずっと昔からC世界だったことになった」ではなく「絶対時間2018年8月頃に、辻褄合わせがなされたC世界が誕生した」となるのだと理解した。ソウゴが年代を判別できなかったのは依然謎だけど。

 

 補完計画 3.5話「王位なるネタバレ」

タイムジャッカーの目的は、そのうち起こる、全時空のライダー達による王様を決めるための戦いに備えてのものらしい。ネタバレって言うからどんなもんかと思ったけど、正直大したことはない。結局何が目的なのかは言ったようで言ってないし。
まぁ、昔あったネット版を見るくらいのもんだと思えば楽しいかな。

 

追記

'19/3/15
・飛彩が協力してくれるのも、ソウゴが無意識に操っているから? 完全に倒せなくてもとりあえずアナザーエグゼイドを倒してみるというのも、この先の展開が分かっているからこその行動に見える。
ゲイツ ドライブアーマーの必殺技で鳴る「ドライブ!」が、ビルドドライバーのそれになっているというミス(?)が当時話題になってたけど、これも"ソウゴの思い違い"で筋が通ってしまう。なんて懐の深い(何でもアリな)設定なんだ……。
・アナザーエグゼイドを倒した後の永夢が、おそらく飯田を助けるためにジオウ達に襲いかかったことから、"記憶を取り戻した"と言ってもやはり本編と同等の記憶がある訳ではなく、アナザーライダー誕生(ビルドなら12話、エグゼイドなら2話)までと、"その後なぜか記憶をなくして生活していた"という認識なのかもしれない……んだけども、やっぱり戦兎がジオウ ビルドアーマーの記憶を持ってたのが不思議なんだよな。もしそういうものだとするなら、今の永夢も「キメワザを決めろ!」云々や、飯田に聖都大学附属病院を紹介する件を覚えていて、その上でソウゴ達の邪魔をしていることになる。まぁしてもおかしくなさそうだなってのはさておき、まずひとつ考えられる可能性はタイムラグ……というか、個人差のようなものがあるということ。杓子定規に覚えてる/いないってものじゃなくて、ぼんやりしてるとか。
もうひとつは、遠くの未来はまだ確定していないというパターン。基本格子として「ジオウがレジェンドの力を継承する」というふわっとしたプロットがあって、ビルド編の場合はそこに多分「4ライダー揃い踏み」という要求(ソウゴの願望?)も加わって、"戦兎が覚えていれば話が進むから"戦兎が覚えていて、そこからソウゴが過去に行って継承する未来(ややこしいけど)がトートロジー的に確定した。だからあの際にはソウゴの介入までが戦兎の記憶に織り込まれて、かつライドウォッチも持っているという奇妙な現象が起こった? 今回は(特にエピソードをまたぐので)ソウゴの行動(継承の流れ)が確定しておらず、永夢の記憶はアナザーライダー誕生にのみ依存していた……。ちょっと腑に落ちたかも。要は、販促の都合(ジオウの継承など)を物語内に相似形で落とし込んでいるかたちとでも言おうか。プロットありきで、リアルタイムにそれをなぞりながら、なるべく自然に(都合よく)進んでる感じ。
・「契約者の未来を変えるのと引き換えにアナザーライダーにする」とは言うけども、アナザービルドを擁立した際のウールを除けば、基本的には本人に未来を変えさせようとしてるよね。その為の力をあげるだけ。これにはどういった意味があるんだろう。アナザービルドについて僕は"ドラマがなくてつまらない"と言ったけれど、"ドラマを持たないキャラクターは弱い"という物語の真理を知ったからこそタイムジャッカーは意志を残し放任しているのか、それとも知らずに"物語の意思"に従ってなんとなく放任しているのか。でも、スウォルツの「意見は求めん」というのは、願いを叶えるつもりがないのだろうか……? 一方的に契約を押し付けることができるのかな。

 

ジオウ感想一覧

前話

仮面ライダージオウ EP02「ベストマッチ2017」 感想

次話

仮面ライダージオウ EP04「ノーコンテニュー2016」 感想

過去作

エグゼイド感想一覧