やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーアギト 9,10話「2人のG3/銀の点と線」 感想

キャラクター

 津上翔一
・「毎日毎日、記憶喪失になりたいかな。例えば朝、目が覚めるじゃない。で、昨日のことは何も覚えてなければさ、見るものすべてが新鮮な訳よ。そんな風に毎日生きていければいいなって」
井上さんも言ってたけど、いいセリフだね(笑) 僕も結構気持ち分かるよ。

・逮捕されてものほほんとしてる。カツ丼のお店を聞いたりキャベツの話をしたり……(笑)

 

 風谷真魚
・超能力を使って翔一の無実を証明。やっと見せ場できたね。もう少し話に絡むといいんだけど。

 

 小沢澄子
・「氷川くんの方が可愛いじゃない」
分かる。北條さんは"可愛げがない"という言葉がよく似合う。一緒に仕事をする上で、嫌な奴ってのはそれだけでもう致命的だよね。

 

 北條透
・もしかして、彼って小沢さんのこと好きなの? そう考えれば、G3の装着員に任命された氷川を目の敵にしていたことも、G3システム自体はかなり高く評価していたことも、小沢さんの経歴に詳しいのも辻褄が合う……?

 


提示された謎

2.翔一の記憶
7.アンノウンの目的
11.翔一が持っていた手紙
12.子供
14.子供が涼を助けた理由
15.あかつき号事件
16.風谷伸幸殺し

 


公務執行妨害とか言ってたけど、任意同行じゃないのか? 全体的には北條さん回(ただし活躍はしない)。氷川さんの株が上がって終わりって感じかな。

 

次話

仮面ライダーアギト 11,12話「繋がる過去/湖の激突!」 感想

 

メモ

・ギルスは珍しいそう。胸部のワイズマンモノリス(多分力の制御装置みたいなもん)こそないものの、賢者の石の力で変身してるのは変わらないのでアギト同様何かしら悟ってる部分があると思われるけど、「賢者の癖に粗暴で自分をコントロールできない人」が珍しいというのは感覚的に理解できる。の癖にというか、実際は賢者"が故に"そういう結論に至った、ってことな気がするけど。
・北條のことを褒める尾室、北條がヒールチックだからなのか、立場が上のやつにとりあえず媚びへつらうだけの自分のないキャラのように見えてたけど、小沢さんにツッコミ入れることも結構あるし、お世辞使ってる訳じゃなくて単に正直なだけなのかもしれない。氷川さんとの関係が悪くなるから北條を認めにくい、みたいな打算的な葛藤がないだけというか。何よりお世辞のつもりなら、北條のいない時に「北條さんだっていいじゃないですか」と言うメリットがない。
・氷川さん、北條に皮肉で立ち向かってた時と比べると素直すぎて別人みたいだ。
読み切ってないけど、皮肉(アイロニー)について『反哲学史』の中でかなり面白い解説がされていたので、自分の言葉に翻案して紹介する。「嘘と皮肉は内面とは乖離した外面を表現する点では同じだが、嘘つきは偽装した外面を保とうと縛られ不自由になるのに対して、皮肉屋はその外面に対して無責任で自由である。また皮肉は受け取る側にも内面と外面の乖離が必要で、すなわち皮肉とは、無意識に乖離している人に対してその乖離を誇張して表現することでそれを自覚させる営みである」と。
後半はまだうまく咀嚼しきれてないんだけれども、ざっくり言うと多分「お綺麗ですね(ブサイクだ)」という言葉を皮肉として受け取る為には、受け手の中にも発信者と同じ「本当は自分はブサイクだ」という観念(発想)がなければならない訳なので、皮肉とは相手が普段は発露せず無意識に抱いている感情を意識のうちに顕在化させる効果がある、みたいなこと。その視点で見ると今回の氷川は、北條の皮肉がイマイチ通じてないように思える。要するに裏表のない人間に皮肉を言っても意味がない、ということ。
一方、今回の氷川のセリフもまた皮肉だと受け取ることもできなくはない。表情まで取り繕うなんて器用なことができるとは思えないので本当に額面通り受け取って会話していると思うんだけど、それだと北條の言うとおり「自分はどこへ行っても結構通用する」と思ってる自信家な面が見えてくる。翔一に対してムキになってノコギリの手伝いしてたのも、「自分ならばできるはずだ」という万能感の表れとしてみることができる。
・氷川はかわいい,愛せる≒見下し メカニックとしての自分のつくった機械G3に対する愛着(発目のドッかわいいベイビー的な)に似た感情? 闇の力、対等は怖い≒ヒューマギア
・虫食いを気にしない翔一、仮面ライダー
・過去を知るのが怖い……なんか恋愛みたい。今の幸せが崩れてしまいそうで、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを知るのが怖い。
・尾室、仕事は仕事と割り切ってるんだな。確かに人事に文句言っても仕方ないし、北條の方が適性があるって言うならそっちの肩を持つのが自然だ。
・豆知識だけど、正式なものとされているIQテストのひとつであるWAIS-Ⅲ(2018年に最新版のⅣが出たが)における最高値は「156以上」であり、それ以上は数字として出ないらしい(QuizKnockの動画より)。理由はよく分からないけど。
ちなみに僕は2017年()に受けたところ、全検査IQが110。得意不得意にそこそこ大きなバラつきがある(知覚統合121に対して処理速度86)ので、発達障害ということに相成りました。
・アンノウンが現れると必ずアギトも現れる、でも敵か味方かはよく分からない……この認識は詳しくないけどウルトラマンのそれと非常によく似ている気がする。アギトは喋らないから神秘性も強いし、光の戦士だし。
・麺を途中で噛み切るのは自分的にはNG。まぁ、演技中は尺の都合もあるし役者さんも断腸の思いで噛み切ってるのかもしれない……。
・このちょいちょい出てくるけどクウガのキャラほど印象には残らない刑事さんは河野って名前なのね。要潤さんのYouTubeで田崎監督が証言してた通り、やっぱり水関係の字が入っていることになる。こういうこだわりはそれこそクウガっぽいよね、あっちはメインキャラがだいたい植物の名前だったから。
・出たなオクトパスロード。こいつは小さいころ小学館のテレビ絵本で見たのが記憶に残っている。G3との戦闘場面なんだけど、お互い濃い赤と青だから絵としてめちゃくちゃ映えてたのよね。
G3にやられた、と色んなとこには書いてあるんだけど、やはりそういう風にはとても見えない。後に再生していることからも、わざとやられたフリをしただけなんじゃなかろうか。
・北條G3はかなりかっこよく演出されてて、確かに"かわいい"とはベクトルが違う。当てない自信があるから少年がいても撃つというのは、訓練の結果もそうだけど、実際の現場においても生身のまま銃でアンノウンに立ち向かったことがあるのでそれなりの説得力はある。
しかし「2人目のG3(装着者)」じゃなくて「2人のG3」ってタイトル、変身しなくても氷川さんはG3なんだって感じがしていいな。

・G3ユニットの食事シーン、ちゃんと描かれるのは何気に今回が初めてじゃなかったっけ? まさか焼き肉じゃなくて北條さんとの気取ったお店だったとは……。
・タコと言えばクトゥルフのイメージが強いのか「よく分からないもの」って感じなのでまさに"アンノウン"。水棲生物、死と再生。洗礼。
・涼の父親、死んだのか。遠くにいたようにも思えるけど、アンノウンに殺されたであろうことを思うと都内なのかな。
・アンノウンがカメラに映らないどころか、闇の力は真魚サイコメトリーでも見えないのか? どうにも視点が安定しないのでたまたまかもしれないけど。
・三雲に三浦……特殊な死に方をした2人に共通の三
・電車の線路、そして貨車の中にいる闇の力……共時的に見ると、電王を連想させる サイコメトリーというのは、アカシックレコードを覗き見している?
・釈放祝なのにご馳走つくるの翔一くんなのかよ(笑)
・普段から泥臭く戦ってるから少しのことではめげない氷川と、大抵のことはこなせて自分の思い通りになってしまうからこそ一度崩れると脆い北條……なんかちょっと今週のゼンカイジャーのブルーンとマジーヌみたいだ。汚部屋に慣れてればゴミ電波にも耐えられる。
・普通に見てれば情けないやつなんだけど、バイクタックルで距離をとってきちんと親子は逃してるので、やることはやってるんだな、何気に。アンノウンが狙うのは血縁者だと分かっているので、北條自身は自分から攻撃しなければ深追いされる心配もない。一度離脱して体制を立て直すというのは、存外筋が通ってるのかもしれない。……って、次回とかで北條が悔し紛れに言ってたのを無意識に覚えてるだけだったりして。
・懺悔する闇の力