やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

JIN-仁- 第八話 感想

キャラクター

 南方仁
・独立したとはいえ、仁友堂が蘭方医にとって脅威であることに変わりはない(=また妨害等を受ける可能性は残っていて根本的解決はできていない)のだが、そこの話はもう終わったのかな。消化不良。
・仁友堂を開いてまず最初にやることが「30倍の効力を持つペニシリンの精製」なのは唐突感が強い。前回は確か「西洋医学と漢方をひとつにする」と言っていたはずだが、それと関わりがあるようには思えない。
・400両の件は解決したのに濱口に支援の依頼をしていたのはちょっとすぐには分からなかった。作り始めるのに400両必要ってだけで、続けるためにはさらに必要ってことでいいのかな。

 

 坂本龍馬
・「頭を冷やせ先生。こうしちょるうちに初音が死んでしもうては、元も子もないろがえ。胸糞悪い田之助の鼻も明かせん。そうなってしもうては、橘の顔も潰れたままぜよ」
話がややこしくなっても目的を見失わないのは流石。
・中条流の医者に騙され(龍馬のミスでもある)400両の返済かペニシリンかを迫られる事態に陥る。しかし、彼が急いで金をつくったおかげで1週間も時を稼ぎペニシリン精製を続けられたのは無視できない功績だろう。

 

 橘恭太郎
・「田之助殿、金を貸してください。お頼み申す!」
恭太郎は恭太郎なりにできることを精一杯やった結果、ペニシリンを守ることに成功する。

 

 澤村田之助
・比較的嫌なやつとして描かかれたが、そうでもない。彼がした悪いことと言えば、禁じられている(らしい)にも関わらず吉原へ行ったことぐらいであろう。軽く調べたところ芸で稼ぐ人は妬みからかそういった縛りを受けていたとある。それを破ったからと言って責めるようなものでもないだろう。初音を孕ませたという話もあったが、実際には誰の子かも分からない上に、そのことから分かるように妊娠の対策をすべきなのは店や女郎本人であって田之助ではない。

 

 

 

仁友堂が始まって新展開かと思いきや全体的には前回の続き。己の器を受け入れ、できることをやるという内容。きちんとまとまっていたし、田之助も不快になるようなキャラクターではなく好印象。

 

次話

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