キャラクター
南方仁
・当人にできる範囲でのお礼を渡そうとする気持ちはきちんと受け取る。これはこれで誠実なあり方だよね。
・「やめてください咲さん。そんなやり方じゃ感染ります。やめなさい!」
経口感染……だったはずでは? 吐瀉物を拭いていただけのように見えたけど。消毒の知識もあるし、咲はその手を洗わずに食事をするようなことはしなさそうだけど……拭いていた物の処理のことまで考えてのことだろうか? 経口感染の解説はこの直後なので、まさかこんなとこで矛盾してるわけないけど。
・「医者が人を助けてはならぬ道理とは、どのようなものでございますか。罪もない子供を見殺しにせねばならぬ道理とは、いかなるものにございますか」
この一言で決心しちゃうのは、バタフライエフェクトへの対抗策には一切なっていないので理屈じゃないんだろうけど、じゃあ何かと考えるとピンとこなかったりする。
・「いつ以来だろう、こんなにも誰かを……誰かを、心の底から助けたいと思ったのは」
前回の2人は違うんだ……? まだ実際に関わった人じゃないからってことだろうか。釈然としない。
・患者が一人亡くなったのはORSを飲まなかったからだろうが、弁明をしないのは潔い。
橘咲
・「祈っても……届かなかったではないですか。父上は、骨と皮になり死んでしまったではないですか!」
1話ではそれほどクローズアップされなかった、咲が医療に興味を持った理由が明確に語られた。説得力もあるし、共感もできる。
・「先生が追いかけて来ないのは、コロリ菌を外へ出すのを少しでも防ぐためです。これこそ先生の言葉が、真実だという証拠ではございませぬか?」
これを言葉で言っちゃったのはもうちょっとどうにかならなかったかな……分かりやすいのはいいんだけど、そのせいで仁の行動が打算的にも思えてしまって……最善ではなかった気がする。
坂本龍馬
・「今はただの病人じゃ」
1話で自殺を止めようとしたり、命を粗末にすることは好んでいないよう。
勝海舟まわりの話は、まだ情報が少なすぎてよく分からない。
緒方洪庵
・どこの馬の骨とも知れない仁に頭を下げられるのすごい。国のため、道のため。
・でも容易に信じる訳でもないのが流石。信用ならない処置を無責任にやる訳にはいかないもんね。知識の出典を尋ねるのも理に適ってるし、鋭い。
・信じることにしたきっかけも「吐瀉物から感染すると主張しながら、自ら率先してその処理にあたっていること」でそれなりに筋が通っている。
1話はスペシャルだったからお腹いっぱいになったけど、通常の時間だと若干物足りない感はあるかも。とは言えそれでも50分近くあるはずなんだけど。
ところで、江戸の人に神様って概念はあるんだろうか? 咲の家にあったのは仏壇っぽかったけど……この頃からどんな宗教にも寛容な文化だったのかな。
次話